優勝
根津好博さん 51.5cm、2.23kg
西堤に波がかぶるほどの状況でしたが、波の影響を受けないポイントに入釣。
10時過ぎからスタートしましたが、エサ取りはほとんどなく、静かな時間が延々と続きました。
11時半にその時は訪れたのですが、わき見をして、ウキの入る瞬間を見逃してしまったと根津さん。
獲物は掛かっているものの、クロダイ特有のタタキがなく、ただただズーンとした重さを感じるだけでした。
エイ?ヒラメ?クロダイと考えず重い敵を寄せ、顔を見て初めてクロダイと認識。
手前で、渾身のひと暴れがありましたが、百戦錬磨の腕でいなし、問題なく取り込み。
この時は、50オーバーあるとは考えず、検量でそのサイズを実感したとのこと。
この1匹がいたから、エサ取りもなかったのかも、と分析されていらっしゃいました。
クロダイ歴は約30年。自己記録が52.7cm。
ネットが一般的ではない時代から始めた磯釣りでした。
雑誌や本を読んで、手探りの状態から今に至っているそうです。
ウキフカセもされますが、様々な情報の中から反転カゴが有利な状況もあると考え、試行錯誤で反転カゴの釣り方を試し続けました。
今回も反転カゴでの釣果でした。
準優勝
藤村茂美さん 49.3cm 1.96kg
とにかく海は荒れている日でした。
4年前にも同じような状況の日がありました。
荒れているのにもかかわらず、3枚獲り、がまかつ賞の大会で見事優勝したのです。
そのことがふと頭をよぎり、竿を出すことにしました。
そしてデジャブのごとく、2投目でヒット。やり取りの手ごたえから大物を確信しておりました。
波打ち際で、姿を見て、「50??う~ん??」が初対面の感想。
一応、上げてからしっかりメジャーで測り、自分の目に間違いないと確認。
秋は、春に比べて大型が少ないことから、上位入賞は確実かなぁと、思ったり。
この秋は、50.1cmを筆頭に14匹釣っていらっしゃいます。
第三位
浦上博さん 49.4cm 1.65kg
ポイントには10時頃に入釣。穏やかな日で、フグ、ヒイラギなどのエサ取りが多い日でした。
作業船の下に隠れているので、その付近にエサを流し、時合を待ちます。
2時間程経つとエサ取りがいなくなり、クロダイの時間が始まりました。
リールをオープンにして止まるところまで走らせ、止まったら回収。
暴れても、障害物はなく、開けている場所なので、思いっきりやり取りできるのが
このポイントの楽しさでもあります。
掛かった感覚から50前後だろうと予測しながらの駆け引きでした。
磯釣り歴は50年。6月から9月のアユ釣り以外は、ほぼ毎週、クロダイを狙っている浦上さん。
今なお、新たなポイントを開拓するのが常になっているのだそうです。
ダービーを終えて
第21回がまかつ賞クロダイダービーは、8月31日から12月22日まで開催で、131名の皆様にご参加いただきました。
今年は、春は大型が数多く出ましたが、秋は大型が少ないダービーとなりました、
荒れる日も多く、気候に恵まれませんでしたが、その中でも天気予報を見極め、風裏へ入るなど、参加者のみなさんは、ポジティブでした。
大型は少なかったかもしれませんが、持込は常にあり、活気あるダービーとなりました、
参加者の皆さんに感謝いたします。
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